搭乗券、ホテルの予約確認、配車アプリ、翻訳ツール、そして駅から宿の玄関まで案内してくれる地図。現代の旅に欠かせないものはほとんどすべて、着陸した瞬間からインターネットが使えることを前提にしています。問題は、どうやってつなぐかです。このガイドでは、海外でオンラインを保つ一般的な方法を比較し、インターネットeSIMとは何かを説明したうえで、出発前の設定から到着後に使い始めるまでの手順を順番に紹介します。
海外でインターネットを使う方法
旅行者が選ぶ方法は主に5つあり、2つを組み合わせることもよくあります。
- 契約中のプランでローミングする。 何も変えなくていいので手軽です。ただし、契約中の携帯会社が海外でのデータ通信を1日単位やメガバイト単位で請求することがあり、料金プランや渡航先によっては予想よりかなり高くつく場合があります。頼る前に、現在の料金プランを確認してください。
- 到着後に現地のSIMカードを買う。 うまくいくこともありますが、ショップや売店を探す必要があり、国によっては身分証明書の提示を求められることもあります。また、スロットが1つしかないスマートフォンでは、自分のSIMを抜かなければなりません。
- 公衆Wi-Fi。 ホテル、カフェ、空港などでよく提供されていますが、つながりにくかったり遅かったりすることがあり、街中や電車の中では当てにできません。
- ポケット型Wi-Fiルーター。 レンタルし、充電し、持ち歩き、多くの場合は返却もしなければならない機器が1台増えます。
- インターネットeSIM。 旅行前にスマートフォンにダウンロードしておくデータプランで、着陸すると現地のネットワークに接続します。
それぞれに良さはありますが、SIMロックが解除された最近のスマートフォンを持っている人の多くにとって、最後の方法がいちばん手間がかかりません。
インターネットeSIMとは
インターネットeSIMとは、プラスチックのカードではなく、デジタルのSIMプロファイルとして提供されるモバイルデータプランです。スマートフォンにインストールすると、今のSIMと並んで、データ通信専用の2つ目の回線として機能します。
HelloSIMのeSIMも、この仕組みです。データ専用なので、現地の電話番号はなく、通常の通話やSMSも使えません。インターネットを使うものはすべて普段どおりに動きます。地図、メール、ネット閲覧、ストリーミング、そしてWhatsApp、FaceTime、Telegram、Viberなどのアプリを使った通話やメッセージも問題ありません。普段のSIMには手を触れないので、いつもの番号でSMSや通話を受けられます。
プランは190以上の渡航先で利用できます。個別の国、ヨーロッパやアジア太平洋などの地域、そして大陸をまたぐ旅行向けのグローバルプランがあります。必要なデータ量と日数で選んでください。
出発前:自宅で設定を済ませる
いちばん大切なアドバイスは、出発の数日前に、自宅のWi-Fi環境で設定を済ませておくことです。インストールにはインターネット接続が必要で、到着ロビーより自宅のソファのほうがずっと落ち着いて作業できます。
- 1スマートフォンを確認する。 確認すべき点は2つ、eSIMに対応していることと、SIMロックがかかっていないことです。1つ目は、設定に「eSIMを追加」の項目があればわかります。中国本土、香港、マカオで購入したiPhoneの場合は、物理SIMを2枚使うeSIM非対応のモデルが多いので、念のため確認してください。
- 2プランを購入する。 渡航先または地域を選び、データ量と日数を選びます。アカウントは不要で、ゲスト購入ならメールアドレスを入力するだけです。
- 3QRコードを確認する。 支払い後すぐにメールで届き、HelloSIMのアカウントとアプリにもコピーが保存されます。
- 4インストールする。 iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」の順に進み、コードを読み取ります。Androidでは通常「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」、Samsungなら「接続」→「SIMマネージャー」から「eSIMを追加」を選びます。ほかのメーカーでは表記が少し異なります。読み取りができない場合は、メールに記載されたSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを手入力してください。
- 5回線に名前を付ける。 新しい回線に「旅行」など分かりやすい名前を付けておくと、あとで設定画面から見つけやすくなります。
早めにインストールしても無駄にはなりません。プランの日数は、eSIMが渡航先でネットワークをつかむまで始まらないからです。
出発当日までは新しい回線をオフにし、モバイルデータ通信は自宅の回線に設定しておきましょう。そうすれば、出発前にスマートフォンが旅行用の回線で接続しようとすることはありません。
到着後:ネットにつなぐ
飛行機が着陸し、機内モードを解除できるようになったら、次の手順を進めてください。
- 1SIMの設定で、HelloSIMの回線をオンにします。
- 2その回線をモバイルデータ通信用に設定します。
- 3HelloSIMの回線でデータローミングをオンにします。これがないと現地のネットワークにつながりません。データは支払い済みなので、ローミングをオンにしても料金は増えません。
- 4自宅の回線では、データローミングをオフにします。これで、契約中の携帯会社のローミングデータが使われることはありません。
- 5スマートフォンがネットワークを見つけるまで少し待ちます。旅行用の回線にアンテナ表示と4Gまたは5Gのマークが出れば、オンラインです。
いつもの番号で連絡を受けられるようにしたい場合は、自宅のSIMを通話とSMS用にオンにしたままでも構いません。ただし、電話に出る前に、海外での着信に契約中の携帯会社がいくら請求するかを確認しておきましょう。
データを長持ちさせるコツ
ちょっとした習慣で、インターネットeSIMのデータをぐっと長持ちさせられます。
- 訪れる都市のオフラインマップを、出発前に自宅でダウンロードしておく。
- アプリのアップデートや写真のバックアップは、Wi-Fi接続時のみに設定する。
- モバイルデータ通信中は、ストリーミングアプリの画質を下げる。
- 宿泊先など安定した場所ではWi-Fiを使い、eSIMは外出時のために取っておく。
残りが少なくなったら、「確認 / チャージ」ページ、アカウント、またはアプリから、インストール済みのeSIMにそのままデータを追加できます。
つながらないときは
接続トラブルの多くは、設定が原因です。HelloSIMの回線がオンになっているか、モバイルデータ通信用に選ばれているか、データローミングが有効になっているかを確認してください。機内モードをオン・オフしたり、スマートフォンを再起動したりすると、現地のネットワークに登録されることがよくあります。
それでもつながらない場合は、HelloSIMチームに連絡してください。メール([email protected]、24時間以内に返信)またはHelloSIMアプリのライブチャットで受け付けています。まったく通信できない状態なら、近くのWi-Fiを使えばメッセージを送れます。
