1つの国への旅なら、決めることは1つだけです。そこに2つ目、3つ目の国が加わると、疑問が一気に増えます。1つのプランですべてカバーできるのか、国境では何が起きるのか、ルート全体でどれくらいのデータが必要なのか。正しいところから始めれば、答えは見た目よりずっとシンプルです。
プランではなく、ルートから考える
プランを見る前に、次のことを書き出しましょう。
- 滞在するすべての国。通過するだけの国や、日帰りで訪れる国も含めます
- それぞれの国でのおおよその滞在日数
- 国から国への移動手段。飛行機、列車、バス、フェリー、レンタカーなど
- データを多く使いそうな区間。都市観光の日、仕事の日、スマートフォンを眺めて過ごす長距離移動など
この短いリストで、作業のほとんどは終わります。すべての国が1つの地域に収まっているのか、1つの国が旅の大半を占めているのか、たとえばヨーロッパからアジアへといった具合に地域をまたいで移動するのかが見えてきます。
複数の国をカバーする3つの方法
1つの地域プラン
地域プランは、複数の国のグループを1つのeSIMでカバーします。HelloSIMには、ヨーロッパ、バルカン半島、北米、アジア太平洋、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ、カリブ海、アフリカ、コーカサス、オセアニアの地域プランがあります。インストールは1回だけで、対象の国々を移動しても同じ回線を使い続けられます。ルート全体が1つの地域に収まり、頻繁に国を移動するなら、自然な選択です。
購入前に、リストにあるすべての国がプランの対象に含まれているか確認しましょう。地域の範囲は、地図で思い描くイメージと必ずしも一致しないので、少し時間をとって読んでおく価値があります。
国ごとに別々のプラン
旅の大半を1つの国で過ごし、別の国にはちょっと立ち寄るだけなら、国別プランを別々に用意するほうが旅程にぴったり合うことがあります。スマートフォンには複数のeSIMプロファイルを保存できるので、両方を自宅でインストールしておき、国境を越えたらモバイルデータ通信に使う回線を切り替えます。
有効期間はeSIMが目的地のネットワークに初めて接続したときに始まるので、1つ目の国にいる間は、2つ目のプランの日数は始まりません。早まって接続してしまわないよう、2つ目の回線は到着するまでオフにしておきましょう。
グローバルプラン
数週間ヨーロッパを回ってから東南アジアへ向かう、あるいは世界一周の旅程など、ルートが地域をまたぐなら、グローバルプランで1つのeSIMを多くの目的地で使い続けられます。まだルートが決まっていない旅にも向いています。
ルート全体のデータ量を見積もる
データは1週間単位で考えると計画しやすくなります。目安は次のとおりです。
- 軽い使い方(地図とメッセージ):週1GB程度。
- 普通の使い方(SNSとウェブ閲覧):週3〜5GB程度。
- ヘビーな使い方(動画、ビデオ通話、仕事):週10GB以上。
これに旅行の週数をかけ、ルートの特徴に合わせて調整します。列車やバスでの長距離移動では、ストリーミングやSNSを見る時間が増えがちです。ハイキングやビーチで過ごす日は、たいてい少なくなります。迷ったら、データはあとから追加できるので、一番大きなプランではなく現実的な見積もりで選びましょう。
国境、フェリー、その間の区間
周遊旅行で、しばらく通信が途切れがちなのが国境越えです。
- 国境付近では、スマートフォンが隣の国のネットワークを拾うことがあります。地域プランが両方の国をカバーしていれば、たいていはスムーズに切り替わります。国別プランの場合は、対象の国の中にはっきり戻るか、データ通信の回線を次のeSIMに切り替えるまで、「圏外」になることがあります。
- フェリー、山奥の道路、長いトンネルでは、どのプランでも電波がまったく届かなくなることがあります。オフラインマップや、チケットや予約のスクリーンショットがあれば、その空白を乗り切れます。
- 普段の回線は、旅行中ずっとデータローミングをオフにしておきましょう。そうすれば、旅行用の回線が一時的に電波を失っても、普段の回線が代わりに使われることはありません。
地域プランで新しい国に入ったら、スマートフォンが現地のネットワークに移るまで少し待ちましょう。再接続しない場合は、機内モードをオン・オフすると、ネットワークを探し直します。
旅の途中でチャージする
長いルートが計画どおりに進むことはめったにありません。思ったより多く使っていても、新しいeSIMは必要ありません。HelloSIMなら、「確認 / チャージ」ページ、アカウント、アプリから同じeSIMにチャージでき、再インストールも不要です。
データ残量を確認するのにおすすめのタイミングは2つあります。移動日の前の晩と、田舎や夜行での移動など、Wi-Fiが少なそうな区間の直前です。
3つのルート例
具体的に見てみましょう。
- スペイン、フランス、イタリアを3週間で。 1つの地域で、移動が多い旅です。ヨーロッパプランが有力候補ですが、購入前に3か国すべてが載っているか確認しましょう。
- 日本で2週間、最後にタイで数日。 2つの国別プランを自宅で一緒にインストールしておく方法もあれば、1つの回線で管理したいならアジア太平洋プラン1つにする方法もあります。この場合も、両方の国が対象か確認してください。
- ヨーロッパ、東南アジア、ラテンアメリカを順に。 1回の旅で複数の地域を回ります。グローバルプランなら、区間ごとに別々のeSIMをやりくりする必要がありません。対象国リストを立ち寄り先と照らし合わせてください。
どの方法を選ぶにしても、設定は出発前に済ませましょう。自宅のWi-Fiでインストールし、回線にわかりやすいラベルを付け、着陸したらすぐ接続できるよう旅行用の回線を準備しておきます。
