シートベルト着用サインが消えると、機内の半分の人が一斉にスマートフォンを手に取ります。すぐに家族へメッセージを送っている人もいれば、「圏外」の表示を見つめている人もいます。その差は運ではありません。たいていは、いくつかの設定と、それを変える順番で決まります。
ここでは、旅行用eSIMを使って現地に着いてからの最初の1時間を、飛行機のドアからホテルのロビーまで、段階ごとに紹介します。
ドアが開く前に:済ませておくべきこと
最初の1時間がスムーズになるかどうかは、自宅での準備次第です。理想的には、出発前に次のことを済ませておきましょう。
- 旅行用eSIMは、注文確認メールのQRコードを使って自宅のWi-Fiでインストール済み。インストールしても日数は消費されず、プランのカウントはeSIMが目的地のネットワークに初めて接続したときに始まります。
- 設定で取り違えないよう、2つの回線に「自宅」「旅行」などわかりやすいラベルを付けてある。
- 普段の回線のデータローミングはオフ。
- 空港から宿泊先までのエリアのオフラインマップがあり、住所も電波なしで開ける場所に保存してある。
- インストール情報をもう一度見たいときにどこを見ればいいか、わかっている。メール、HelloSIMアカウント、HelloSIMアプリです。
まだeSIMをインストールしていなくても、大きな問題ではありません。ダウンロードにはWi-Fiが必要ですが、多くの空港には無料Wi-Fiがあります。ただ、後ろに列ができている中での作業は、ストレスが大きくなります。
まだ座席で:正しい回線をオンにする
スマートフォンの使用が許可されたら、次の順番で進めます。
- 1機内モードをオフにします。
- 2旅行用eSIMの回線がオンになっているか確認します。iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→ 回線をタップ →「この回線をオンにする」。Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」、Samsungでは「接続」→「SIMマネージャー」です。
- 3モバイルデータ通信に旅行用の回線を選びます。iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」。Androidは同じSIMメニューの中の「モバイルデータ」や「優先SIM」の項目です。
- 4旅行用eSIMの回線でデータローミングをオンにします。eSIMは現地の提携ネットワークで動作するため、このスイッチをオンにする必要があります。データはプリペイド済みなので、料金は一切かかりません。
- 5普段の回線のデータローミングがオフのままか、もう一度確認します。iPhoneでは「モバイルデータ通信の切り替えを許可」もオフにしておき、普段の回線のデータに切り替わらないようにしましょう。
普段の回線は、通常の通話とSMSのためにオンのままでかまいません。データローミングだけはオフにしておいてください。
入国審査へ歩きながら:つながったことを確認する
スマートフォンがネットワークを見つけるまで少し待ちます。うまくいったサインは次のとおりです。
- 設定やコントロールセンター、通知パネルで、旅行用の回線の横に現地のネットワーク名が表示される。
- ステータスバーに「4G」「LTE」「5G」のマークが表示される。最もよく見かけるのは4G/LTEで、5Gが表示されるのは、その目的地の対応ネットワークが5Gに対応していて、スマートフォンも対応している場合だけです。
- ウェブページが実際に読み込める。スマートフォンに保存されている可能性のあるページではなく、ニュースサイトなど新しいページを開いてみましょう。
この最初の接続で、プランの有効期間も始まります。日数のカウントは購入日からではなく、このときから始まります。
到着ロビー:空港を出る
ここで、つながっていることのありがたみを実感します。
- 配車アプリやタクシーアプリは、乗車地点の設定やドライバーの接近表示にリアルタイムのデータが必要です。アプリから認証用のSMSが送られる場合は、いつもの番号に届きます。普段のSIMはスマートフォンに入ったままなので、引き続き受け取れます。ローミング中のSMS受信の料金がわからなければ、契約中の携帯会社に確認しましょう。
- 公共交通機関のアプリは、リアルタイムの発車時刻や遅延情報にデータを使います。表示に接続が必要な場合に備えて、事前に買ったチケットはスクリーンショットを撮っておきましょう。
- 地図アプリは、オフラインマップでは補えない情報を教えてくれます。リアルタイムの交通状況、今日の営業時間、タクシー乗り場に続く出口などです。
移動中:家族に連絡し、状況を確認する
移動が始まったら、次のことをしましょう。
- WhatsApp、iMessage、Telegramなど、家族が使っているアプリでメッセージを送ります。WhatsAppのアカウントはいつもの番号にひもづいたままなので、チャットも連絡先も出発前とまったく同じです。
- 話したい場合は、同じアプリで音声通話やビデオ通話がデータ通信で使えます。短い音声通話なら、ビデオ通話よりはるかに少ないデータで済みます。
- 使用量をちらっと確認します。iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」で回線ごとのデータ使用量が表示され、到着時にカウンターをリセットしておけば旅行中の使用量を把握しやすくなります。HelloSIMアカウントとアプリではデータ残量が確認でき、必要ならあとで同じeSIMにチャージできます。
- 空港で同行者と別行動をするなら、リアルタイムの位置情報を共有しておきましょう。
電波が入らない? このリストを順に試す
数分たっても旅行用の回線が「圏外」のままなら、何よりも先に次のことを試してください。
- 1旅行用の回線がオンになっていて、モバイルデータ通信用に選ばれているか確認します。
- 2旅行用の回線のデータローミングがオンになっているか確認します。最も見落とされやすいステップです。
- 3機内モードをオンにし、数秒待ってから再びオフにします。
- 4スマートフォンを再起動します。
- 5旅行用の回線のネットワーク選択を開いて自動選択をオフにし、一覧が表示されるのを待って、目的地の対応ネットワークを1つ選びます。
- 6サポートから変更を求められない限り、APNには触れないでください。
それでも解決しなければ、空港のWi-Fiに接続し、メール([email protected])またはHelloSIMアプリのライブチャットでHelloSIMサポートにご連絡ください。購入時に使ったメールアドレスを手元に用意しておきましょう。そして、トラブル対応中にeSIMを削除しないでください。QRコードは一度だけのインストールを前提としているため、プロファイルを削除すると、簡単には元に戻せなくなるおそれがあります。
1分でわかるまとめ
- 自宅で: eSIMをインストールし、両方の回線にラベルを付け、普段の回線のデータローミングをオフにし、オフラインマップを保存する。
- 着陸後: 機内モードをオフ、旅行用の回線をオン、旅行用の回線をモバイルデータ通信に設定、データローミングは旅行用の回線だけオン。
- 確認: ネットワーク名、4Gまたは5Gのマーク、ページが読み込めること。
- そのあと: 配車を予約し、家族に連絡し、使用量をちらっと確認する。
