家族旅行には特有の段取りがあります。パスポート、チャイルドシート、機内のおやつ。最近はそこにスマートフォンも加わります。ナビ役の親、友だちと連絡を取りたいティーンエイジャー、ビーチの写真を待っている祖父母。家族全員をネットにつなぐなら、疲れた子どもを抱えて手荷物受取所で慌てるより、出発の数日前に台所のテーブルで済ませておくのが一番です。
まず、本当にモバイルデータが必要なのは誰かを考える
家族の端末すべてに専用の接続が必要なわけではありません。タブレットでダウンロードした映画を見る小さな子どもなら、宿泊先のWi-Fiで十分です。一方、友だちと探検に出かけるティーンエイジャーや、ふらりと散歩に出るのが好きな祖父母には、一緒に移動する接続が必要です。
ルールはシンプルです。HelloSIMのeSIMは1台のスマートフォンにインストールするものなので、Wi-Fiのない場所でモバイルデータが必要なスマートフォンには、それぞれ専用のeSIMが必要です。誰が旅行するか、それぞれがどのスマートフォンを持っているか、だいたいどう使うかを簡単にリストにしておくと便利です。
購入前にすべてのスマートフォンを確認する
家族のスマートフォンは、新しい機種とお下がりが混在していることが多いので、1台ずつ確認しましょう。
- eSIM対応。 モバイル通信やSIMの設定に「eSIMを追加」の項目があるか確認します。iPhoneはXS・XR以降のほとんどの機種、Google PixelはPixel 3以降、そして最近のSamsung Galaxy SシリーズとZシリーズ、多くのAシリーズが対応しています。
- SIMロック解除。 契約とセットで購入したスマートフォンは、その携帯会社にロックされたままのことがあります。わからなければ携帯会社に問い合わせましょう。
- 購入した場所。 中国本土、香港、マカオで購入したiPhoneは、物理SIMスロットが2つあり、eSIMがない場合があります。
- ペアレンタルコントロール。 スクリーンタイムなどの制限がオンになっていると、モバイル通信の設定を変更できないことがあります。eSIMをインストールするために、モバイルデータ通信の変更を一時的に許可し、そのあと制限をオンに戻す必要があるかもしれません。
一人ひとりに合わせてデータ容量を決める
全員が同じプランを必要とするわけではありません。1人ずつ選べば、誰も使わないデータにお金を払わずに済みます。おおまかに3つの目安で、ほとんどの人をカバーできます。主にナビとメッセージを使うライトユーザーは週1GB程度、ウェブ閲覧やSNSをチェックする標準的なユーザーは週3〜5GB、動画のストリーミング、ビデオ通話、外出先での仕事をするヘビーユーザーは週10GB以上です。
典型的な家族なら、たとえば次のようになります。
- ナビと予約を担当する親: 地図、予約アプリ、メッセージを1日中使うので、標準。
- ティーンエイジャー: Wi-Fiのない場所で動画やSNSをどれだけ見るかによって、標準からヘビー。
- 自分のスマートフォンを持つ小さな子ども: 主にメッセージと、ときどき祖父母への電話なので、ライト。
- 祖父母: ライトから標準。かさむのは自宅へのビデオ通話です。
プランはデータ量と日数で異なるので、日数は休暇の長さに合わせましょう。誰かのデータが少なくなったら、「確認 / チャージ」ページ、アカウント、アプリからその人のeSIMにチャージできます。追加したデータは同じeSIMに加算され、再インストールは必要ありません。
自宅でスマートフォンを設定する
作業はすべて大人1人で行えます。メールアドレスを使ってゲストとして、またはHelloSIMアカウントからeSIMを購入します。それぞれのQRコードはすぐにメールで届き、アカウントにも保存されます。QRコードをノートパソコンやタブレットで開き、それぞれ使う予定のスマートフォンで読み取ります。iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」、Androidは「ネットワークとインターネット」または「接続」の中のSIM設定から行います。
いくつかの習慣で、到着日がぐっと落ち着いたものになります。
- 1つのeSIMは1台のスマートフォン専用なので、どのQRコードをどのスマートフォンに入れたかメモしておく。
- 各スマートフォンの新しい回線に「旅行」などのラベルを付ける。
- 着陸するまで、旅行用の回線はオフにしておく。
- 予想外のトラブルにも対処できるよう、出発の数日前に自宅のWi-Fiですべて済ませておく。
ティーンエイジャーと小さな子ども
ティーンエイジャーはたいてい自分で切り替えられますが、少し話をしておくと安心です。プランのデータ量には上限があることを説明し、残量の確認場所を教え、出かける前にWi-Fiでプレイリストや番組をダウンロードしておくよう勧めましょう。SNSアプリで動画の自動再生をオフにするだけでも、大きな違いが出ます。自分のSIMはスマートフォンに入ったままなので、いつもの番号もWhatsAppも普段どおり使えます。
小さな子どもとは、スマートフォンのバッテリーが切れたり電波が届かなかったりした場合に備えて、待ち合わせ場所を決めておきましょう。親の電話番号を暗記しているか、紙に書いて持っているかも確認してください。スマートフォンの標準アプリの位置情報共有は、人混みで役立ち、データもわずかしか使いません。
祖父母やスマートフォンに不慣れな家族
年配の家族がいちばん心配するのは、思わぬ請求と電話番号が変わることなので、その両方について安心させてあげましょう。HelloSIMのeSIMはデータ専用です。いつもの番号は通話とSMSのためにスマートフォンに残り、WhatsAppも今使っている番号のまま使えます。海外滞在中にいつもの番号にかかってきた電話には、契約中の携帯会社から料金がかかる場合があるので、WhatsAppやFaceTimeでの通話を習慣にするのがおすすめです。
eSIMのインストールは、できれば自宅か祖父母の家で一緒に行い、普段の回線のデータローミングも一緒にオフにしましょう。到着時の手順をカードに書いてスマートフォンケースに入れておいてもらうか、到着ロビーで切り替えを代わりにやってあげるのもいいでしょう。
到着日:全員をネットにつなぐ
到着ロビーを出る前に、全員のスマートフォンを集めて1台ずつ設定していきます。それぞれ機内モードを解除し、HelloSIMの回線をオンにして、モバイルデータ通信に使う回線に設定します。次に、その旅行用の回線のデータローミングを有効にします。接続にはこれが必要ですが、データはプリペイド済みなので費用は増えません。最後に、その人の普段の回線のローミングがオフのままになっているか確認します。
地図を読み込むなどの簡単なテストで、タクシー乗り場へ向かう前に各スマートフォンの準備ができているか確かめましょう。それでもつながらないスマートフォンがあれば、再起動するか機内モードをオン・オフすると解決することがよくあります。だめなら、[email protected] にメールするか、HelloSIMアプリのライブチャットでチームにメッセージを送ってください。
