ゴールデンウィークの韓国、お盆休みの台湾、年末年始のハワイ、冬の寒さを逃れてタイへ。日本から海外へ向かう旅行では、空港に着いた瞬間から、地図、配車アプリ、翻訳、そして家族とのLINEが欠かせません。この記事では、日本の携帯電話会社の海外ローミングと旅行用eSIMの違い、人気の渡航先ごとの使い方、出発前の準備を順番にご紹介します。
日本の携帯電話会社でローミングを使うと、どうなる?
日本の大手キャリアや格安プランには、海外で使える定額のローミングオプションがあることが多く、料金は1日単位やパック単位で決まる場合がよくあります。週末だけの旅行なら手軽ですが、日数が増えると積み上がりやすく、対象国やデータ量の上限などの条件はプランごとに違います。オプションなしで海外でデータ通信を使うと従量制になり、請求額がとても高くなることもあります。出発前に、ご自身の契約の最新の料金表を必ず確認してください。
請求の場面で、旅行者が驚きやすいのは次の3つです。
- 申し込み忘れ:機内モードを解除したまま現地に着くと、意図せずデータローミングにつながってしまうことがあります。
- 対象外の場所:国や地域によっては定額の対象外になることがあります。クルーズ船や機内の衛星通信は、特に高額になりやすいので注意してください。
- 想像以上のデータ量:地図、翻訳、写真の共有、ビデオ通話は通信量が増えがちです。
旅行用eSIMのしくみ
HelloSIMのeSIMは、データ通信専用のデジタルSIMです。現地の電話番号や通常の音声通話・SMSはありませんが、普段のSIMはそのままスマートフォンに入っているので、通話とSMSはいつもの番号で受けられます。LINE、WhatsApp、FaceTime、Telegramなどのアプリは、eSIMのデータ通信で使えます。WhatsAppはこれまでの電話番号に紐づいたままで、何も変わりません。
- 購入後、QRコードがメールですぐに届き、HelloSIMのアカウントとアプリにも保存されます。メールアドレスだけで、ゲストとして購入できます。
- インストールは、出発前に自宅のWi-Fiで済ませます。
- 利用期間は、購入日ではなく、渡航先で初めてネットワークに接続したときから始まります。
- データが足りなくなったら、再インストールせずに同じeSIMへデータを追加できます。
- eSIMは1台のスマートフォンに1つ使えます。
日本からの人気の渡航先
韓国
ソウルの明洞や弘大の街歩き、釜山の海沿い、済州島のドライブ旅行。羽田や成田から短時間で行ける韓国は、連休の旅行先として人気です。金浦空港や仁川国際空港に着いてすぐ地図や翻訳アプリが使えると、市内への移動がぐっと楽になります。地下鉄の駅構内や人が集まる会場では電波が弱くなることがあるため、地図はオフライン保存しておくと安心です。
台湾
台北の夜市、九份の坂道、台中や高雄の街歩きなど、台湾は週末旅行にも選ばれています。台湾桃園国際空港に着いたら、すぐ配車アプリで市内へ向かえると便利です。九份や十分のような山あいでは電波が不安定な場所もあるので、電車やバスの時刻、宿の住所はスクリーンショットで保存しておきましょう。
ハワイ(アメリカ)
ホノルルを拠点にワイキキで過ごす旅や、レンタカーでのオアフ島一周、マウイ島やハワイ島への島巡り。ハワイは、アメリカ(USA)のプランで利用できます。山道や海沿いでは電波が途切れることがあるので、オフライン地図を事前にダウンロードしておきましょう。グアムなどのアメリカ領は本土やハワイと扱いが異なる場合があるため、購入前にプランの対象エリアを確認してください。
タイ
バンコクのスワンナプーム空港やドンムアン空港に着いたらホテルまでの配車を手配し、そのままプーケット、サムイ島、チェンマイへ。島の間をボートで移動する間は電波が途切れることがあるため、チケットや宿の住所は先に保存しておきましょう。韓国、台湾、タイなど複数の国を一度に回る旅行なら、アジア太平洋のプランもあります。
お使いのスマートフォンはeSIMに対応していますか?
eSIMを使うには、eSIMに対応していて、SIMロックが解除されているスマートフォンが必要です。主な対応機種は、iPhone XS/XR以降、Google Pixel 3以降、最近のSamsung Galaxy S・Zシリーズと、Aシリーズの多くです。「設定」に「eSIMを追加」の項目があるか確認してください。
日本の方が特に確認したいのは、次の3点です。
- SIMロック:携帯電話会社で分割払いで購入した端末や、古い機種はSIMロックがかかっていることがあります。ご契約の会社のマイページや店頭で確認し、必要であれば解除してください。
- すでにeSIMを使っている場合:国内でeSIMを使っていても、複数のeSIMを保存できる機種は多くあります。ただし同時に有効にできる回線数は機種ごとに違うので、設定画面で確認してください。
- SMS認証用の回線:銀行やカード、各種サービスの認証コードはSMSで届くことが多いので、普段のSIMは入れたままにし、その回線のデータローミングだけオフにします。海外でのSMS受信の条件は契約ごとに違うため、ご利用の会社で確認しておくと安心です。
出発前の準備:ステップごとに
- 1ご自身の契約で、海外ローミングの条件と料金を確認します。
- 2スマートフォンがeSIMに対応していて、SIMロックが解除されているか確認します。
- 3渡航先の国別プラン、または複数の国を回るプランを選び、データ量と日数を決めます。
- 4お支払いを済ませると、QRコードがメールで届きます。ゲストとして、メールアドレスだけで購入できます。
- 5自宅のWi-Fiにつないだ状態で、eSIMをインストールします。iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」、Androidは「ネットワークとインターネット」または「接続」→「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」です。手動の場合は、メールのSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを使います。
- 6現地に着いたら、HelloSIMの回線をオンにしてモバイルデータ通信用に設定し、その回線のデータローミングをオンにします。データは前払いなので追加料金はかかりません。
- 7普段の回線のデータローミングはオフにして、日本の契約側でローミング料金がかからないようにします。
データ量の目安
- ライト:地図とメッセージ、ときどきの予約確認が中心なら、1週間で約1GBです。ソウルや台北への週末旅行が目安です。
- 標準:SNS、ウェブ閲覧、写真のアップロードなら、1週間に3〜5GBほどです。
- ヘビー:動画の視聴、ビデオ通話、リモートワークをするなら、1週間に10GB以上を見ておきましょう。
- 迷ったとき:少なめで始めて、足りなければ同じeSIMへデータを追加しましょう。
お支払いとサポート
お支払いは、Visa、Mastercard、American Express、Apple Pay、Google Pay、またはHelloSIMのウォレット残高が使えます。料金はユーロ建てで、お使いのカードや銀行が自動的に換算します。
eSIMの配信後は原則として返金できません(サポートで解決できない技術的な不具合が確認され、データを使っていない場合を除く)。購入前に、端末がeSIMに対応しているか必ずご確認ください。
ご不明な点は、WhatsAppまたはメール([email protected])でお問い合わせください。メールには24時間以内に返信します。
