旅行用eSIMのトラブルの多くは、実はタイミングのトラブルです。空港の不安定なWi-Fiでダウンロードした、何日も早く回線をオンにしてしまった、タクシー乗り場の列でバッテリーが切れるまで後回しにした。正しいタイミングは拍子抜けするほどシンプルです。自宅でインストールして、あとは触らず、着陸したら使い始める。それだけです。
ここで、よく混同される2つの瞬間を分けて考えておくとわかりやすくなります。インストールとは、eSIMプロファイルをスマートフォンにダウンロードすることで、インターネット接続が必要な1回きりの作業です。有効化(アクティベーション)とは、eSIMが目的地のモバイルネットワークに初めて接続することです。この2つは何日も離れていてかまいませんし、むしろそれが本来の使い方です。
インストールと有効化は別のステップ
eSIMをインストールすると、スマートフォンの設定に、いつものSIMと並んで新しい回線が追加されます。この段階では何も消費されません。データも日数も減らず、回線はただ待機しているだけです。
有効化はそのあと、購入した国でその回線がネットワークを見つけたときに起こります。HelloSIMでは、プランの有効期間は支払い時でもQRコードを読み取ったときでもなく、目的地で初めて接続したときに始まります。つまり、1週間前に購入してインストールしても損はなく、逆にすべてを到着まで後回しにしても、ストレスが増えるだけでメリットはありません。
インストールに最適なのは、出発の数日前に自宅で
この作業には、どの出発ロビーよりも自宅のリビングが向いています。実用的な理由はいくつかあります。
- 安定した接続。 ダウンロードにはインターネットが必要です。自宅のWi-Fiは、ログインページのある混雑したターミナルのネットワークより安定しています。
- もう1つの画面。 スマートフォンは自分の画面に表示したQRコードを読み取れないので、メールはノートパソコンやタブレットで開くか、印刷しておきましょう。スマートフォンしかない場合は、同じメールに記載されたSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを使った手動入力でもインストールできます。
- 予想外のトラブルに対処する時間。 スマートフォンにSIMロックがかかっていた、「eSIMを追加」の項目がなかった、という場合でも、まだ解決する時間があるうちに気づけます。
- 搭乗案内に急かされない。 ゲートの呼び出しが聞こえない場所のほうが、いくつかの設定画面を落ち着いて進められます。
早すぎて困ることはありません。1〜2週間前にすべて準備しておきたい人は、ぜひそうしてください。eSIMが海外で接続するまで、カウントは始まりません。
予約から搭乗までのゆとりあるスケジュール
旅行を予約したら
スマートフォンについて2つのことを確認します。1つ目はeSIMへの対応です。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」に「eSIMを追加」の項目があるか、AndroidならSIMの設定を確認します。2つ目は、SIMロックが解除されているかどうかです。iPhoneでは「設定」→「一般」→「情報」で、「SIMロック」の欄に「SIMロックなし」と表示されていれば解除済みです。Androidの場合は、契約中の携帯会社に問い合わせるのが一番早い方法です。なお、中国本土、香港、マカオで販売された多くのiPhoneは、eSIMではなく物理SIMスロットを2つ備えています。
出発の数日前
目的地のプランを購入します。国境を越える旅なら、地域プランを選びましょう。購入はメールアドレスだけでゲストとして行え、QRコードはすぐにメールで届きます。HelloSIMアカウントとアプリにも保存されます。そのあとインストールします。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→ QRコードを読み取る。
- Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」または「接続」→「SIM」または「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」。表記はメーカーによって異なります。
新しい回線には「旅行」などわかりやすいラベルを付け、今はオフにしておきます。
出発当日
やることはほとんどありません。メールをオフラインでも見られる場所に保存しておくくらいです。スクリーンショットでもかまいません。自宅のWi-Fiにつながっているうちに、到着空港周辺のオフラインマップをダウンロードしておきましょう。用意しておいて損はありません。
到着時のチェックリスト
飛行機が着陸してシートベルト着用サインが消えたら、次のリストを順に進めます。
- 1機内モードをオフにします。
- 2モバイル通信の設定で、HelloSIMの回線をオンにします。
- 3その回線をモバイルデータ通信用に選びます。
- 4HelloSIMの回線のデータローミングをオンにします。これは必須で、データはプリペイド済みなので追加料金はかかりません。
- 5普段の回線のデータローミングをオフにします。これで、契約中の携帯会社からローミング料金を請求されることはありません。
- 6アンテナと「4G」または「5G」の表示が出るのを待ち、地図を開いてデータ通信ができているか確認します。
iPhoneの場合は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオフになっているかも確認しましょう。オンのままだと、知らないうちに普段の回線のデータに切り替わることがあります。eSIMが接続しない場合は、機内モードをオン・オフし、スマートフォンを再起動して、ネットワーク選択が「自動」になっていることを確認してください。
準備が遅れたら:空港や到着後にインストールする
それでも大丈夫です。少し注意が必要なだけです。ダウンロードにはインターネット接続が必要なので、まず空港やホテルのWi-Fiを探しましょう。同行者がいるなら、その人のスマートフォンでQRコードを表示して、自分のスマートフォンで読み取ります。ひとり旅なら手動入力を使います。メールからSM-DP+アドレスとアクティベーションコードをコピーし、「eSIMを追加」の画面で詳細を手動で入力するオプションを選んで貼り付けます。
eSIMがインストールできたら、上の到着時のチェックリストに進みます。すでに目的地にいるので、回線をオンにしてデータローミングを有効にすれば、通常はすぐに接続されます。
避けたいタイミングのミス
- 自宅で「圏外」と表示されるからといってeSIMを削除する。 旅行用eSIMは目的地で接続するものなので、出発前に電波がないのは正常です。QRコードは基本的に一度だけインストールするものなので、eSIMはスマートフォンに残しておきましょう。
- 乗り継ぎ中に回線をオンにする。 地域プランやグローバルプランが、通過するだけの国もカバーしている場合は、実際に使いたい場所に着くまで回線をオフにしておきましょう。そうすれば、最初の接続が必要な場所で行われます。
- eSIMの回線のデータローミングを忘れる。 新しく追加した回線ではこのスイッチがオフになっていることが多く、そのままだとアンテナは立ってもネットにつながりません。
- 普段の回線のローミングをオンのままにする。 多くの携帯会社はローミング料金を1日単位やデータ量単位で請求します。不安な場合は、現在の料金プランを確認してください。
- 同じeSIMを2台目のスマートフォンにインストールしようとする。 1つのeSIMは1台のスマートフォンにしか入れられません。旅行者一人ひとりに専用のeSIMが必要です。
旅の後半でデータが少なくなっても、最初からやり直す必要はありません。「確認 / チャージ」ページ、アカウント、アプリから、同じeSIMにデータをチャージできます。うまくいかないことがあれば、[email protected] にメールするか、HelloSIMアプリのライブチャットを開いてください。
